酵素は全部で3種類
その1・食物酵素
食物酵素は食物の中に含まれている酵素で、主に消化に役立つ酵素です。納豆、みそ、漬物やチーズ、ヨーグルトなどの発酵食品のほか、バナナ、パパイヤ、キウイ、マンゴーなどの果物や、大根やセロリ、にんじん、レタスなどの野菜に多く含まれています。
食物酵素を含んだ食物を食べることで、食べたものの体内での消化がより早く、栄養の吸収がしやすくなります。
その2・消化酵素
消化酵素は食べ物を吸収するために働く酵素です。大きな食物の分子を胃腸で吸収しやすくするために、小さな分子に分解する手助けをします。消化酵素はそれが分解する栄養素によって、炭水化物分解酵素、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素の3種類に分けられます。
炭水化物分解酵素はアミラーゼと呼ばれ、炭水化物を分解します。タンパク質分解酵素はプロテアーゼと呼ばれタンパク質を、脂肪分解酵素はリパーゼと呼ばれ脂肪を分解します。
その3・代謝酵素
代謝酵素はその名の通り、身体の代謝のために働く酵素です。消化酵素によって作られた栄養分を代謝酵素が細胞へと運びます。
代謝酵素によって運ばれた栄養素が骨や皮膚、髪、血液になり、心臓をはじめとした内臓や筋肉を動かし、呼吸のための呼吸機能、胃腸などの消化機能、血液を循環させている循環機能を動かしてもいます。
また同時に体内環境を整える役目も果たし、病気から体を守る免疫にも大きく関わってもいます。
代謝酵素は私たちが健康に暮らしていくために、とても大切な栄養素なのです。